子供から大人まで、さらにはワンちゃん達とも一緒に楽しめるフリスビー。
キャンプなどのアウトドアシーンであると盛り上がり、少人数から大人数まで手軽に楽しめるアイテムです。
今回はフリスビーのおすすめモデル、投げ方や盛り上がる競技用のルールなどをご紹介していきます。
フリスビーの歴史
フリスビーは1940年代のアメリカ合衆国コネチカット州のエール大学の学生が、大学近くの「フリスビー・パイ」というパイ屋の金属製のお皿を投げて遊んでいたのが起源と言われており、その金属製のお皿を投げて遊んでいる所を目撃したウォルター・フレデリック・モリソンが、1948年にプラスチック製の安全なディスクを作ったのが始まりです。
その後、製造・販売の権利を取得したワーム・オー(WHAM-O)社が、1959年に「Frisbee(フリスビー)」の名称を商標登録し売り出したことから、世界中に広まりました。
1959年にワーム・オー社が「Frisbee(フリスビー)」という名前で売り出して世界に広がりました。
現在ではおもちゃであったフリスビーはスポーツとして11種目考案され、一般名称「フライングディスク」が1984年に制定されました。
2015年には第128次国際オリンピック委員会(IOC)総会において、2年間の準認証期間を経て正式に承認団体として認められています。
2020年開催予定であった東京オリンピック追加競技の最終候補には残る事は出来ませんでしたが、オリンピック競技になる事を目指しさらなる普及を目指しています。
フリスビーの投げ方
フリスビーには様々な投げ方がありますが、基本となる投げ方はバックハンドスローです。
体制は目標に向かって真横にして、背筋を伸ばして胸の高さでディスクは水平に保ちます。
そのまま手首と肘を巻き込みながらスイングします。
慣れていないとスイングは弧を描きがちですが、目標に向かって真っすぐになるようスイングするのが真っすぐ飛ばすコツです。
投げたディスクが大きく曲がってしまう場合は、ディスクを少し傾けて投げて調整していくといいでしょう。
バックハンドスローに慣れてきたらサイドアームスロー(フォアハンドスロー)にも挑戦してみましょう。
サイドアームスローはバックハンドスローとは違い、投げる方向に対して正面を向くので、サイドアームスローの方が投げやすいという人も多いと思います。
サイドアームスローの投げ方はピースサインを作ってディスクの裏面に添え、親指で表面を押さえます。
そのまま脇を締めて肘を体側に当てたら、上体をひねりながら腕を振り投げます。
腕を振る事より手首のスナップを利かすことがポイントで、タイミングを合わせて手首のスナップを利かせることで、ディスクの回転が増し遠くまで飛ばすことができます。
フリスビーにはバックハンドスローとサイドアームスロー以外にも色々な投げ方があります。
遊びで使うには上記2つがおすすめで、フリスビーを縦に投げ出すアップサイドダウンスロー(ハンマー)などはどちらかというと競技向けです。
また総じて言えるのが力まずに手首のスナップを意識して投げる事がポイントです。
フリスビーの選び方
フリスビーには様々なサイズ・材質のものがあり、遊び方によって色々と使い分ける事ができます。
【素材で選ぶ】プラスチック製
フリスビーと聞いてイメージするのは、このプラスチック製ではないでしょうか。
しっかしとした硬さと重量があり、安定して飛ばせるもっとも定番のタイプです。
プラスチック製のディスクはアルティメット競技の公式ディスクでもあり、カラーバリエーションなどが豊富で、気に入ったデザインのものを見つけやすいというメリットもあります。
【素材で選ぶ】ウレタン製
ウレタン製の特徴は軽くて柔らかく安全という事です。
軽くて柔らかいため当たっても痛くないため、小さなお子さんと遊ぶときにおすすめです。
ドッヂビーの競技もこのウレタン製のフリスビーが使用されています。
【素材で選ぶ】ゴム製
ゴム製のディスクは比較的柔らかく丈夫なのが特徴です。
キャッチの時に手を痛めにくく、狙った場所に投げやすいと言われています。
また犬がキャッチしても歯を痛める心配が少ないので、犬用の商品も豊富に販売されています。
【素材で選ぶ】その他
その他素材としてはポリプロピレン・ポリカーボネイト・布製のディスクなどがあります。
ポリプロピレンやポリカーボネイトは飛距離が伸びやすく、世界最長飛距離406mを記録してギネスに認定されたディスクもポリカーボネイト製です。
布製のディスクは犬の歯を痛めにくいことで、犬用の商品として販売されている事が多いです。
【サイズや形で選ぶ】
フリスビーのディスクの大きさは200~270mmが一般的なサイズで、その中で235mmのディスクが最も投げやすいサイズだと言われています。
小さいサイズだとキャッチしにくいので、小さなお子さんと遊ぶ際には大きめのサイズを選ぶといいでしょう。
重量は40~175g程度のものがあり、軽すぎると風の影響を受けるので安定して飛ばすのが難しく、重量が増えるほど飛行が安定し飛距離も伸びます。
形は通常の円形のディスクに、円形の枠だけの穴の開いたディスクがありますが、穴の開いているディスクの方が飛距離が出やすいとされ、またキャッチもしやすいです。
盛り上がるフリスビーの遊び方
フリスビーはただ投げ合うだけでも楽しいですが、フライングディスクの競技をアレンジして楽しむのもおすすめです。
ドッヂビー(DODGEBEE)
ドッヂビーとはフリスビーを使用した日本発祥のドッジボール形式の競技で、相手に当たっても危険がないようにウレタンとナイロン製のディスクを使用します。
基本的なルールはドッジボールと同じなので、ルールの説明なしに幅広い年齢層の人とすぐに楽しむことができます。
公式ルールはこちらで確認することができます
アルティメット(Ultimate)
アルティメットとは100m×37mのフィールド内を7人ずつのチームに分かれて行う競技です。
ディスク保持者は動かずにをパスで繋いでいき、相手フィールド端のエンドゾーン内でディスクをキャッチ出来れば得点が入ります。
フリスビーを使用した競技では世界で一番メジャーで、27cm175gのディスクが公式として使用されています。
アキュラシー(Accuracy)
アキュラシーとはディスクコントロールの正確さを競う種目です。
1.5m四方の正方形の枠「アキュラシーゴール」を目掛けてディスクを複数回投げて、ゴールを通過したディスクの数を競います。
アキュラシーゴールを用意するには手間がかかりますので、遊ぶ場所の状況に応じて自由にゴールを設定して、アレンジして楽しみましょう。
【ルール】アキュラシー(Accuracy)
高さ1mの足をつけた一辺1.5mの正方形の枠に、正面からは13.5m・22.5m・31.5m、左右方向からは13.5m・22.5mの7ヶ所から各4回投げます。
7分間の競技時間に合計28投を行い、ゴールの通過数を競います。
日本記録は19投、世界記録でも25投と、正確にフリスビーを投げる事が難しいことを物語っています。
ダブルディスクコート
ダブルディスクコートは二人一組の2チームでコートに分かれて、2枚のディスクを使用します。
自分のコートにディスクが2枚あるとアウトで相手チームに2点入り、キャッチミスやスローミスは1点です。
複数枚のディスクが必要ですが、コートの広さを変えるなど遊ぶ人数に合わせて応用できます。
【ルール】ダブルディスクコート
二人一組の2チームが17mの間隔をあけた13m四方のコートに分かれて、2枚のディスクを相手コートに投げ合い、相手チームに2枚のディスクを同時に触れさせる競技です。
両チームの1人がディスクを1枚ずつ持ち、同時に相手コートにディスクを投げてゲームを開始します。
相手がキャッチできずに相手コート内にディスクが止まる、もしくは相手の投げたディスクがコートの外に出た場合は1点を獲得、相手が2枚のディスクを同時に触れた場合は2点を獲得。
21点または15点先取の得点制で勝敗を決定します。
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