自転車やバイク好きの方なら一度は考えた事があると思います。
ドローンで自分の自転車やバイクをドローンで追尾させて撮影したいと。
今回はそんな方の為にドローンで自動追尾させる方法と、自動追尾ができるおすすめのドローンをご紹介していきます。
自動追尾が出来るおすすめドローン
まずは自動追尾ができるドローンを購入しないといけませんが、追尾する方法には2種類あります。
まず1つは「操縦者を自動追尾する機能」
厳密に言えばドローンを操縦している人ではなく、送信機(コントローラー)を持っている人を自動追尾します。
多くのメーカーで「フォローミーモード」という名称で呼ばれており、1万円弱程度のドローン(GPSが搭載されているドローン)からこの機能が搭載されています。
2つ目は「操縦者以外の被写体を自動追尾する機能」です。
人や自転車・バイクなどの被写体を認識し自動追尾する機能で、フォローミーモードと違い送信機を持っていなくても追尾が可能です。
こちらは「アクティブトラック機能」と呼ばれており、数万円以上の高価なドローンにしか搭載されていない機能です。
どちらの機能がおすすめかというと、もちろん操縦者以外も追尾ができる「アクティブトラック機能」ですが、高価なドローンしか搭載されていない機能なので、そこは財布と相談してどちらを選ぶか決めましょう。
フォローミーモード搭載のおすすめドローン
まずは【Holy Stone HS120D】
航空法の規制が緩い重量200g未満のドローンで価格は2万円程度です。
FHDカメラ搭載に200g未満のドローンで数少ない、送信機からカメラのアングルを変えれる機能が搭載されています。
詳しいスペックは下記記事をご覧ください。

価格を抑えたいなら【DEERC DE25】
こちらは重量200g以上のドローンですが、1080pのHDカメラ搭載に送信機からカメラのアングルを変更することができます。
またアームが折りたためてコンパクトに出来るので持ち運びもしやすいです。
詳しいスペックは下記記事をご覧ください。

フォローミーモード搭載ドローンまとめ
上記のドローンはすべてジンバルが搭載されておらず、ブレた映像になってしまいます。
これから紹介するアクティブトラックが搭載されているドローンはジンバルが搭載されており、滑らかで綺麗な映像を撮ることができます。
また重量200g未満でハイスペックなドローン【Mavic Mini】にはアクティブトラック機能は疎か、フォローミーモードも搭載されていないので、自動追尾を目的とされている方は購入しないように気を付けてください。
アクティブトラック機能搭載のおすすめドローン
アクティブトラック機能が搭載されているドローンで一番安価なのは【DJI SPARK】です。
重量200g以上の機体なので航空法の規制が厳しいですが、アクティブトラック機能・フォローミーモード、どちらも搭載されています。
ただ5万円程度出せば購入できるドローンなのですが、生産中止になっているのかDJIの公式サイトでは販売されておらず、売られているところが少ないです。
一応SPARKについて書いた記事はあるのですが、簡単に書いた記事なので詳細スペックは公式サイトを見た方がいいかもしれません(;^_^A

次に価格が安いのが【DJI Mavic air】です。
こちらも重量200g以上のドローンで10万円程度あれば購入できます。
アクティブトラック機能・フォローミーモードどちらも搭載されていて、4K撮影ができておすすめなのですが、2020年4月28日に発表されるDJIの新作がMavic airの後継機ではと予想されているので、購入するのは発表を待ってからにした方がいいでしょう。
【Mavic airの詳細スペック】

最後に【Mavic2 Pro/Zoom】です。
現在(2020年4月)民生向けに販売されているドローンの中で最高峰のドローンです。
価格はProが20万程度、Zoomが17万程度でどちらも重量200g以上のドローンです。
ProとZoomの性能の違いとしてはProはカメラの画質に特化し、Zoomは画質を少し落とした分ズーム機能が搭載されています。
どちらもアクティブトラック機能・フォローミーモードが搭載されており、他のドローンと比べアクティブトラック機能の性能が格段に上がっています。
詳細スペックは下記記事をご覧ください。※Mavic2 Zoomの記事ですが1部カメラ性能以外、ProもZoomもスペックは同じです。

アクティブトラック機能搭載ドローンまとめ
アクティブトラック機能搭載となると価格はかなり上がり、重量が200g以上となるので航空法の規制が厳しく、飛行させる際には国土交通省に申請が必要となります。
ですが規制の範囲外であれば申請は必要はありませんので、そういった場所を見つけて飛行させてみてください。
範囲外の場所については下記記事をご覧ください。

フォローミーモードの使用方法・注意点
フォローミーモードの使用方法はとても簡単で、メーカーによって多少違いはありますがフォローミーモードに対応しているボタンを押すだけです。
あとは操縦者の動きに合わせてドローンが自動で追尾してくれます(速度は機体の最高速度より大分遅くなります)
注意点としてフォローミーモードはGPSに依存していますので、GSPが受信できない場所では使用できませんので注意してください。
またフォローミーモードは高度を変えての追尾が出来ませんので、高低差がある場所(特に坂道などを登っていく場合)では気を付けましょう。
良い点としてはGPS依存ですのでGPSが受信できる限り、操縦者が物陰に隠れたりなど見えなくなっても追尾することが可能です。
最後にフォローミーモード・アクティブトラック機能どちらにも言えるのですが、障害物検知センサーが搭載されていないドローンは、途中で障害物があった場合自動で避けてくれませんので、周りを十分に確認してから使用しましょう。
アクティブトラック機能の使用方法・注意点
アクティブトラック機能の使用方法ですが、現時点ではほぼDJIのドローンで使用することになり、機種によって多少の違いはありますが大体同じです。
モニター上の送信機マークをタップすると、次にアクティブトラックと書かれたマークが出てくるのでそのマークをタップします。
そうすると追尾方法が出てきますので選んでタップ。
そして最後に追尾したい被写体をタップして完了です。
追尾方法などご説明していませんでしたが、下記動画で詳しく説明されていますので参考にしてみて下さい。
注意点としてはアクティブトラック使用中は障害物検知センサーは機能せず、途中で障害物があった場合は自動で避けてくれませんので、周りには十分に注意して使用してください(Mavic2 Pro/Zoomのアクティブトラック2.0だと機能します)
また被写体が物陰に隠れたりなど割と追尾が途切れてしまう事がありますので、常にモニターは見るようにしておきましょう。(Mavic2 Pro/Zoomのアクティブトラック2.0だと多少物陰に隠れても追尾可能)
良い点としては高度を変えて追尾できるので高低差がある場所でも問題なく使用できます。
最後にMavic2 Pro/Zoom以外はPモードのスピードになるので大体30km/h程度のスピードになります。
ですのでバイクなど高速で移動するものを自動追尾したい時はMavic2一択となるでしょう。
道路交通法に違反しない
自転車やバイクを追尾となると基本的に道路の上空を飛行させる事になります。
飛行方法によっては道路交通法違反となりますので気を付けてください。
違反となる例として、道路上での離着陸・低い高度での追尾など、細かく何メートル以上上空で飛行させなさいと決まっていませんが、基本的には交通の妨害となるような飛行です。
どうしても道路上での離着陸や低い高度で追尾したいとなると、警察署で道路使用許可をもらう必要があります。
まとめ
基本的に自身でドローンを操作できる場合は手動での追尾をおすすめします。
これだけ自動追尾について説明しておいてあれですが、手動での追尾の方が色々な撮影ができますし、自動での追尾に頼っているとどうしても衝突してしまうなどの危機感がなくなってしまうからです。
Mavic2 Pro/Zoomは全方位に障害物を検知するセンサーが搭載されていますが、細い木の枝や電線などは検知することは難しく、100%安全という物ではないからです。
もちろん操縦に自信がない方は自動追尾機能をどんどん使用してもらって構いませんが、周りに危険な障害物がないかよくチェックしてから使用するようにしましょう。
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