みなさん【PowerVision】という会社をご存知ですか?
以前こんな卵型のドローン【PowerEgg】を販売していた会社です。
【PowreEgg X】はその後継機で、性能はかなりパワーアップしています。
一番のパワーアップポイントは防水になっていることで、雨の中でも飛行できるようになっています。
天候によって飛行できるか左右されるドローンにとってはこの点は大きいでしょう。
また他にも面白い点がありますのでご紹介していきたいと思います。
PowerVision PowerEgg X
見た目は前作と同様卵型の形をしています。
ただ前作と違うのはアームを折りたたんで卵型にするのではなく、PowreEgg Xはアーム自体を取り外すことができてカバーを取り付けて卵型にします。
なんでアームを取り外すというめんどくさい仕様なのかは、とある機能が搭載されているからで、まずはこのあたりからご紹介していきたいと思います。
PowreEgg X 防水機能
PowreEggXの一番の魅力と言えるのが【防水機能】でしょう。
まずPowreEggXは2つのバージョンが販売されており、エクスプローラー(通常)版¥99,900にウィザード版¥146,900がありますが、防水機能が搭載されているのはウィザード版のみとなります。
まずエクスプローラー版には本体・バッテリー・プロペラアーム・予備プロペラ・送信機・カメラリストバンド・本体ケースが同梱されています。
そしてウィザード版にはプラス【バッテリー1個・予備プロペラ2セット・リモコン・アームケース・フロート・防水カバー】が含まれており、この防水カバーによって防水ドローンとして利用ができます。
またフロートを取り付けることにより水面に着陸も可能となっています。
こちらに防水機能やフロートの参考動画がありますが、防水機能は大雨の中でも問題なく利用できるみたいです。
PowreEgg X 飛行性能
飛行性能はGPSはもちろんの事搭載されていますが、DJIのMavic2のような全方位の障害物検知センサーは、スペックを見る限り搭載されていないようです。
防水仕様にする際カバーを取り付けるのでその点や、価格面を考慮して全方位にセンサーを搭載できなかったのでしょうか。
ただその点を除けば最高速度18m/s、最大伝送(飛行)距離6km、最大飛行時間30分など、DJIのMavicともいい勝負をしています。
PowerEgg X カメラ性能
カメラ性能は1/2.8インチCMOSセンサーに有効画素数は1200万画素。
4K60fps・FHD120fps・HD240fpsと、4Kで60fpsまで対応しているのは大きな魅力でしょう。
画角は27mm(37mm判換算焦点距離)で、ジンバルはもちろん3軸ジンバルで、可動範囲が-90°~20°と若干上向きになるみたいです。
そして面白い機能として「ハンディカム機能」と「AIカメラモード」というものがあります。
ハンディカム機能・AIカメラモード
ハンディカム機能はその名の通り、ドローンのアームを取り外してハンディカムとして使用できる機能です。
そしてAIカメラモードとは、人の顔を認識し自動で追尾してくれる機能です。
FOV170°までは指定した人物をカメラの中央に来るように自動で追尾してくれるので、お子さんの運動会の撮影などで役立ちそうですね。
でもドローンの撮影って音声が録音できないんじゃ・・・?
世界初の録音機能搭載ドローン
PowreEgg Xには世界初の録音機能が搭載されています。
とは言っても、録音する機能が搭載されているのはドローン本体ではなく、スマホ(モニター)で録音して映像と合成できるものになっています。
なので気を付けないと遠くまで飛ばしても、自分の声ばかり録音されているという面白いことになってしまいます(;^_^A
まぁドローン本体に録音機能を持たせたらプロペラの音がうるさそうですよね・・・。
しかしドローンの進化は早いので、近いうちにこの問題も解決されてドローン本体で録音できる機能が搭載されるのでしょうね。
本体サイズ・重量・バッテリー性能
本体サイズはアームが付いていない状態(卵型の状態)では165×100×100mmで、アームを取り付けた状態でのサイズの記載はないのですが、おそらくプロペラピッチ(427.5mm)というのが本体サイズだと思います。
重量はハンディカム状態で522g、ドローンモードで862gです。
バッテリーはLiPo3Sで11.4V3800mAhのものを使用し、飛行時間は約30分、ハンディカムでの使用は約4時間程度となっています。
その他機能・操作モード
その他機能は全くの不明です。
スペックにも記載されていませんし、レビューをされている方の記事を見ても、その他機能の事は全く書かれていません。
まさか全く搭載されていない??
いや、GPSが搭載されているのでさすがにそんな事はないと思いますが、操作モードも商品スペックやレビューをされている方の記事に載っていないのでちょっと不安になります(;^ω^)
PowreEgg X GOOD・BADポイント
なんといっても防水というのが最大の売りでしょう。
PowerVisionという会社は水中ドローンで有名な会社なので、その技術を活かしてPowreEggXが販売できたのでしょう。
これによって今までできなかった雨の日でも撮影が出来るようになりますので、撮影の幅が広がってきます。
BADポイントはスペック面であやふやな所が多い事でしょうか。
録音機能の範囲はわからないし、その他機能は最悪なしだとしても、操作モードは載せておいてほしいですよね(^^;
まぁドローンを購入する際で一番不安な「技適マークなし」という事はないのでご安心ください。
ただネットショップなどによっては、海外からの並行輸入品で技適マークなしのものもあるので気を付けて下さい。
まとめ
防水機能は凄いですが、私は防水とはいえ雨の中を飛行させるのは怖いです(;^ω^)
多少の雨では墜落しないのでしょうが普通のドローンの感覚があるので、本当に大丈夫なのかと思ってしまいます。
そしてわざわざ雨の日にドローンを飛ばしに外に出たくないです(笑)
【詳細スペック・同梱物】
本体サイズ・重量 | ハンディカムモード165×100×100mm・522g ドローンモード427.5mm?・862g |
バッテリー | LiPo3S11.4V3800mAh 飛行時間約30分・ハンディカム使用約4時間 |
飛行時間・最大飛行速度 | 約6km(送信機使用時)・18m/s |
カメラ | 3軸ジンバル(-90°~+20°)、1/2.8インチCMOS、有効画素数1200万、FOV74°、35mm版換算焦点距離27mm、絞りf/1.8、4K:24/25/30/48/50/60p、FHD:24/25/30/48/50/60/120p、HD:24/25/30/48/50/60/120/240p、搭載メモリ6GB、MicroSDカード対応(最大128GB) |
その他機能 | GPS、防水機能(ウィザード版のみ)、録音機能、ハンディカム機能(AIカメラモード) |
操作モード | 不明 |
同梱物 | エクスプローラー版:本体、本体ケース、カメラリストバンド、バッテリー、プロペラアーム、予備プロペラ1セット、リモコン ウィザード版:本体、本体ケース、カメラリストバンド、バッテリー×、プロペラアーム、予備プロペラ3セット、リモコン、アームケース、防水カバー、フロート |
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