HolyStoneから販売されているレース用ドローン「Holy Stone HS150」
レース用ドローンという定義はいまいちわかりませんが、200g未満のドローンで最高速度が50km/hも出るものはそうそうありません。
HS150という名称とは別に「BOLT BEE」という名称が付いているように、蜂のような見た目(カラーリング)・スピードを意識して製作されていると思います。
Holy Stone HS150
HS150はパワーのあるブラシレスモーターを搭載していないのに時速50km出ます。
ブラシレスを使用せず限界に挑戦したという感じでしょうか。
ではまず気になる飛行性能から。
時速50kmでる飛行性能
飛行性能はHS150で一番気になる点でしょう。
まずはホバリング。
実は気圧センサー(高度維持装置)が付いていないので、ラジコンのヘリみたいに常に上昇の舵を取ってないといけません。
ですがその点を除けば、様々な動きやスピードを上げても思った以上に安定して飛んでくれます。
さすが6軸のジャイロセンサーが搭載されているだけあります。
【ジャイロセンサーの詳細】

さらにすごいと思ったのは速度の切り替えが無段変速で可能な事です。
他のトイドローンでは低速・中速・高速と3段階でしか変えれないものがほとんどですが、HS150はジョグダイヤルを回し細かく調整することができます。
スピードに重点を置いている機体だけあってこだわっています。さすがHolyStoneです!
その他機能
200g未満のドローンではおなじみのドローンが宙返りする「フリップモード」に、機首がどこを向いていても操縦者から見た方向に機体が動く「ヘッドレスモード」
他にはドローンのバッテリーが少なくなると、プロポにバッテリー残量が少ない事を教えてくれる機能があります。
スピードが出るので遠くまで飛ばしてしまいやすく、またバッテリーの減りも早くなりますのでこれは嬉しい機能ですね!
GOODポイント
「バッテリーがカートリッジ式でワンタッチで取り付けが出来ること」
そんなこと!?って思いがちですが、トイドローンの多くはコネクタ式で、何回もバッテリーを抜き差ししてると結構コードが断線してしまいます。
カートリッジ式はそんな事は起きませんので安心です。
さらには時速50kmもでるパワーがあるので、小さいのに多少の風に負けずパワフルに飛行してくれます。
BADポイント
「操作モードがモード2から変更できないこと」です。
モード2で慣れている人ならいいですが、モード1で慣れている人が時速50kmもでるドローンを扱おうと思ったら、結構な練習が必要だと思います。
その練習も楽しみたいという方には問題ないでしょうが、実はもう一点大きなBADポイントが・・・
それは「カメラが付いていないこと」です。
カメラが付いていないので目視での飛行しかできず、時速50kmも出るとすぐ目で見えないところまで飛んでいってしまいます。
ここはかなりのBADポイントですが、自作でカメラを取り付けている方もいます。
ですがカメラの重さが追加されたことで時速50kmは出ないそうですが・・・
【カメラ付きのHolyStoneのドローン】

最後にメリット・デメリットと感じるかは人次第ですが「自動でホバリングしないこと」です。
練習用として購入されるなら自動でホバリングしないことはメリットとなりますが、時速50kmを味わってみたいという方にとっては操作が難しくデメリットとなるでしょう。
まとめ・詳細スペック
なんかBADポイントが多い機体と思われそうですが、価格の事を考えればコスパの良い機体です。
記事執筆時点では5000円程度で購入出来て、以前は3800円程度で販売しているところもありました(人気で値上げしたのでしょうか?)
本格的なレース用ドローンを購入しようとなると数万円はしますので、今後レースに出てみたいと思う方は練習用にいかがでしょうか。
ちなみに本格的なレース用ドローンは余裕で100km/h以上出ます。

【詳細スペック・同梱物】
重量 | 69.5g |
操縦可能距離 | 80~100m |
飛行時間 | 約6分 |
バッテリー | 3.7V600mAh |
操作モード | モード2 |
サイズ | 16.5cm×16.5cm×5cm |
機能 | ヘッドレスモード、フリップモード、低電圧警告、無段変速 |
同梱物 | 機体×1、送信機×1、USBケーブル×1、予備プロペラ×8、プロペラガード×4、予備バッテリー×1、ドライバー×1、ネジ×4、予備クッション×2、日本語説明書×1 |
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