HolyStoneの新作ドローン【HolyStoneHS700D】が2020年4月12日よりAmazonで販売されています。
トイドローン(200g未満のドローン)で有名なHolyStone(ホーリーストーン)ですが、今回は200g以上で航空法の規制が適用されるドローンとなります。
※200g未満でも規制はありますが、200g以上と比べて規制はかなり緩いです。
HolyStone(ホーリーストーン)HS700D
2020年4月16日時点でAmazonでの販売価格は¥28,000程度。
見た目はちょっと古臭いスキッド(着陸脚)が付いた形で、今どきのドローンのようにアームが折りたためないので、持ち運びにはちょっと不便です。
しかしスキッドが付いているものは、スキッドを手で持って離着陸しやすいという利点があります。
飛行して戻ってきたドローンを華麗に手でキャッチするとカッコイイですよね( *´艸`)
ただ失敗してプロペラに手が当たると、簡単に手が切れてしまいますので気を付けてください。
【カメラ性能】4K撮影可能だが・・・
カメラ性能は上記画像に4KHDカメラと記載されているのですが、スペックの説明文の所々にFHDや1920×1080pと記載されていたりと、HDなのかFHDなのかよくわからない所があります。
レンズは110°と広角で、広角だと広い範囲を撮影できダイナミックな画が撮れますが、画面端が歪んでしまうのでこの辺は好みが分かれそうです。
またアングルはー90°~0°まで変更出来るのですが、この辺の詳細が記載されておらずプロポ(送信機)からの変更なのか、手動で変更なのかはわかりません。
予想としては手動だと思うのですが、その理由としてプロポにそれらしいボタンが見当たらないからです。
一応プロポ中央にそれらしいものはあるのですが、この位置だと確実に片手を離さないと使用できないので、どちらにしろあまり期待出来るものではありません。
アングルはプロポからー90°~0°まで変更できるようです。
どうやらプロポの裏側に2つのボタンがあり、そこでアングルが変更できるのかもしれません。
そしてこの位の価格帯になってくると気になってくるのが「ジンバル」です。
残念なことにジンバルは搭載されていません。
ただHolyStoneHS700Dはカメラを取り外すことが出来るので、自分で改造したりする事が得意な方は、ジンバルを取り付けたり別のカメラを付けたりと自由度があります。
【飛行性能】GPS搭載+ブラシレスモーター
HolyStoneHS700Dはブラシレスモーターが搭載されているのでパワーのある飛行が可能です。
と言っても飛行速度のスペックは記載されておらず最大何km/h出るかはわかりませんが、最低でも25km/hのスピードは出てくれるでしょう。
公式動画によると最高速度は60㎞/h出るみたいです。
まさかこんなにスピードが出るとは思いませんでした(;^_^A
上記画像に強力で高性能なブラシレスモーターと書いてあるだけありますね!
また飛行距離も記載されておらず何百メートル飛行できるのかわかりませんが、海外向けの5Ghz帯のモデルでは3280ft(約980メートル)飛行できるので、日本向けの2.4Ghzでは500メートル飛行できればいい方でしょう。
飛行時間は約22分とまぁまぁで、飛行の安定性に関してはGPSが搭載されているので、屋外ではある程度安定して飛行できるでしょう。
しかし室内などGPSが届かない場所では、他に飛行を安定させるためのセンサーなどが搭載されていないようなので、飛行には十分に注意してください。
本体サイズ・重量・バッテリー性能
本体サイズは434㎜×434㎜×151㎜で重量は630gと、改めて持ち運びしにくいスペックだと思います。
バッテリー性能は7.4V2800mAhと容量は大きいのですが、電圧が7.4Vと少し弱いので最高速度を25km/hと控えめに記載しました。
バッテリーの充電時間は5~7時間と長く、記事執筆時点(2020年4月16日)では予備のバッテリーはまだ販売されていないようです。
その他機能・操作モード
まず飛行に関する機能ですが
指定した位置を中心に円を描くように自動飛行する「ホバリングモード」
モニター上(アプリ)でルートを描きその通りに飛行する「ウェイポイントモード」
操縦者(プロポを持っている人)を自動で追尾してくれる「フォローミーモード」
機体の向きに関係なく前スティックで前へ、後ろスティックで後ろへと動く「ヘッドレスモード」
バッテリーが少なくなった時などに自動で離陸ポイントに戻ってくる「リターンモード」
飛行に関する機能は以上で、全ての機能に関してですがHS700Dには障害物を自動で避ける機能が搭載されていませんので、飛行機能を使用する際は周囲の障害物に十分に注意してください。
他に機能は撮影時に彩度やシャープネスなどが調整できる機能が搭載されています。
操作モードに関しては記載がないのですが、今までのHolyStoneのドローンがモード1・モード2に対応していた事から、モード1・モード2と自由に変更できると思われます。
まとめ
正直私はあまりおすすめしないドローンです。
別にHolyStoneHS700Dが悪いという訳ではなく、約3万円を払ってこのドローンを購入するなら、もう少し頑張って4万円を出しMavicMiniを購入した方がいいと思うからです。
それくらいMavicMiniは凄いドローンで、重量は200g未満で航空法の規制も緩いですし、ジンバルが搭載されているので滑らかな映像を撮ることができます。
MavicMiniの詳しいスペックや規制は下記リンク先でご紹介していますので参考にしてみてください。


【HolyStoneHS700D 詳細スペック・同梱物】
本体サイズ・重量 | 434×434×151㎜・630g |
バッテリー | 7.4V2800mAh、充電時間5~7時間 |
カメラ性能 | 4K HD?FHD?カメラ、ジンバルなし、カメラ取り外し可能、アングルー90°~0°変更可能(おそらく手動で) |
飛行性能 | ブラシレスモーター、最高速度不明(最低でも25km/hは出るのでは)、飛行距離不明(500m飛行できればいい方だと)、飛行時間約22分 |
その他機能 | GPS搭載、ホバリングモード、ウェイポイントモード、フォローミーモード、ヘッドレスモード、リターンモード、カメラ画質調整 |
同梱物 | 本体、送信機、バッテリー、バッテリー充電器、カメラ、予備プロペラ×4、プロペラガード×4、説明書 |
コメント
海外版から一年以上発売が遅れたので古臭さはありますね。
そのおかげで、2.4GHzにするついでに4Kになったのかもしれません。
画素数:4K 3840*2160P(SDカード側)HD1920*1080P(スマホ側)
と書いてあるので4Kで間違いないと思います。
因みに、海外版は今でも2K(2048*1152P)です。
海外のレビュー動画に、飛行中にカメラを真下に向けているものがあったので
多分、送信機から角度は変えられそうです。
HolyStoneの公式動画にHIGH SPEED UP TO 25-60KM/Hの表記があるので
最高速度は60km/hのようです。
色々とありがとうございます。
記事も訂正しておきます。